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ギャラリー薔薇と菫

Vol.1                            ~はじめての薔薇 ピエール・ド・ロンサール~

ピエールドロンサール (448x640)

 ピエール・ド・ロンサールは、重ねの多いクラシカルな風情の薔薇。 
殿堂入りも果たしているこの薔薇は、1987年フランスのメイアン作出。
「ばらは、神々の香り、ばらは、乙女のほこり ・ ・ ・ ばらなくて何の美ぞ ・ ・ ・」
(『ばら』井上究一郎訳)等、「薔薇の詩人」としても名高いロンサールにちなんで
名づけられました。

 しっかりしたつるに沢山の丸く大きなつぼみ。
うすく紅を差したつぼみのほころぶ日が、何と待ち遠しい事でしょう。

 花の中心はピンク。咲きすすみ白一色になった姿は上質な生クリームのよう。
香りは殆どありませんが、丈夫で美しいこの花を愛培されているかたは多いはず。

IMG_2793 (640x480)

                  IMG_0760 (640x401)

 今から20年ほど前、バラ研究家 梶みゆきさんの著書「バラの園を夢見て」で
はじめてこの薔薇を知り、この薔薇にあこがれて、この薔薇を描きたくて、
私と薔薇とのお付合いが始まりました。

 近くのガーデンショップで長尺苗を購入。ベランダで鉢植栽培からのスタートと
なりました。

 初心者の私の心配をよそに、最初の年は、みごとな花が68輪咲き、その美しさに
みとれるばかり。
毎日「きれい、きれい」と眺めるだけで、なかなか筆が持てず、描けたのは、
結局2年後の事でした。今からもう、十何年も前の話です。

 上記の作品は、和紙に金裏箔の揉み貼りで下地を作りました。これは日本画で
使われる技法です。薄い和紙の裏に箔を貼ることで、表に柔らかな輝きが生まれ、
描かれた薔薇はその上品なきらめきをまといます。
和紙と箔と薔薇のコラボレーションをお楽しみ頂ければ幸いです。

 今回、連載の初回にあたり、薔薇の絵を描くきっかけを与えてくれた
ピエール・ド・ロンサールをご紹介いたしました。

 次回からも、どうぞよろしくお願いいたします。

 ※ Vol.2 は、10月末頃に寄稿の予定です。

IMG (476x640)  Pierre de Ronsard改 (640x513)  IMG_6956 (463x640)

      ここに掲載の「水彩画家 内藤マリナの薔薇語り」は、今から4年ほど前、
     「New Roses Web」様で1年間連載させて頂いた記事に、加筆・修正、
     新しい作品・写真等を加えたものです。
     お客様からのご要望もあり、今回新たに掲載させて頂くことといたしました。
     当時と同様に、描いた薔薇のこと、私の作品のことなどを綴る物語として
     お楽しみ頂ければと思います。
     Vol.1~Vol.27までの物語。
     おつきあい願えれば幸いでございます。


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